旭川弁護士会
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旭川弁護士会
会長
富川 泰志

平成21年4月1日より,平成21年度旭川弁護士会会長に就任いたしました富川泰志と申します。
千葉県出身で,47歳です。平成8年に弁護士となり,第二東京弁護士会に所属しましたが,平成12年に趣味のスキーを満喫したくて旭川市に移住し,法律事務所を開設致しました。
旭川弁護士会におけるこれまでの主な役職は,平成17年度・18年度副会長,平成20年度常議員会議長です。
現在,旭川弁護士会は44名の弁護士が会員として登録しており,私が26人目の会員として登録した平成12年とは隔世の感があります。
私の任期中取り組まなければならない大きな仕事は以下の4つであると考えています。
まず,第1に,今年は,司法改革最大の目玉である裁判員制度が5月に実施されます。この制度が適切に運用され,その目的とする,市民の司法に対する理解と信頼が深まるように弁護士会としても努力しなければなりません。具体的には,会員に対し,裁判員裁判に習熟するよう研修・勉強会を行い,市民に分かりやすい裁判を心掛けるとともに,被告人の防御権がおろそかにされないよう制度の運用を監視していきます。
また,同時期には被疑者国選弁護制度の対象事件が拡大されます。既にこれに対応する体制作りは行っていますが,実施後,適切に対応できているか不断にチェックしていかなければなりません。
第2に,会内の組織作りをきちんと行うことです。旭川弁護士会は近年急激に会員数が増加し,マンパワーが充実してきました。このマンパワーを効果的に発揮できるように会内の各種委員会を活性化させ,弁護士会の社会的役割を十分に果たしていきたいと思います。
第3に,当番付添人制度の実施です。全国各地の多くの弁護士会では,少年事件において身柄を拘束された少年に対し,弁護士を派遣する当番付添人制度を実施しています。旭川弁護士会でもこの制度を早期に実施したいと考えています。
第4に,旭川地裁管内全域の市民に対し,利用しやすい法的サービスが提供できるよう引き続き努力を継続することです。旭川弁護士会では,旭川地裁支部がある稚内,名寄,紋別,留萌の全てに「ひまわり基金法律事務所」を設置し,常駐弁護士による法的サービスを提供してきました。また,同じく全支部に法律相談センターを設置し,旭川から弁護士を派遣して,法律相談を行っています。しかし,支部の常駐弁護士は今のところ1名ずつで,各支部はいわゆる「弁護士ワン地域」であり,地域の市民に対する法的サービスが未だ十分だとは言えません。また,支部法律相談センターも月1回の開催であり,利用する市民にとって満足なものではないと思います。もっとも,今秋には稚内にもう一つ「ひまわり基金法律事務所」を設置する予定であり,稚内は2名の弁護士が常駐することになります。その他の支部についても「弁護士ワン地域」解消のための方策を検討していきたいと考えています。また,法律相談センターについては,今夏,富良野市に開設いたしますが,これも月1回の開催予定です。相談開催回数の増加など市民とって利用しやすい法律相談センターを目指していきたいと考えています。
この他にも,悪徳商法などの消費者問題,中小企業に対する法的サービスの改善,犯罪被害者問題など取り組まなければならない課題は山積しておりますが,「市民に目を向けた弁護士会」を念頭に,取り組んで行きたいと考えておりますので,よろしくお願い申し上げます。