| 2 弁護士業務の地域性 |
| 修 旭川地裁の管轄区域は四国より広いと聞きました。 |
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弁 自家用車を使うと、旭川市から最北端の稚内市まで4時間、オホーツク海沿岸の紋別市まで2時間半、
日本海沿岸の留萌市まで1時間半、南に下って富良野市まで1時間という所要時間です。
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| 修 移動が大変そうですね。 |
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弁 旭川地裁支部(稚内、紋別、名寄、留萌)だけでなく札幌地裁本庁、
同地裁滝川支部、釧路地裁北見支部などの事件を抱えている弁護士も少なくありません。
確かに移動は疲れますし、営業的に非効率であることは否めませんが、
雪のない季節のドライブは、渋滞も信号機さえめったにないといった状況ですから、車好きには応えられません。
出張のついでに温泉に立ち寄ったり、美味しいものを食べたりという楽しみもあります。
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| 修 事件に地域的な特徴はありますか。 |
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弁 屋根から落ちた雪で駐車中の車が壊れたとか、蟹の密漁とか、ロシア人の国選弁護事件など、
北国ならではの事件も無くはないですが、日常的に取り扱う事件に特徴があるとは思いません。
破産や債務整理の相談希望が多く、その処理に手を焼いていますが、これは全国どこでも同じ状況でしょう。
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| 修 管内の人口、産業、弁護士としての収入などはどうですか。 |
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弁 旭川地裁の管内人口は80万人弱で、旭川市と周辺町村を合わせた地域に約半数が住んでいます。
旭川市は、人口36万人の中核都市ですから、官公庁の出先機関、病院、大規模小売店などが目につきます。
豊富な森林資源を利用した製紙工場、高級家具工場などもあります。
旭川市の周辺は稲作、その外側には畑作の地域が広がりますが、北部一帯は酪農地帯です。
海に面した稚内、紋別、留萌は漁業と水産加工業が中心ですが、稚内は利尻・礼文の玄関口として観光都市の一面もあります。
弁護士の収入の平均は、単価の高い事件が少ないですから、全国的にみて高い方ではないかもしれませんが、
先にお話ししたように物価が安いですから、釣り合いはとれていると思います。
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